チューニングについて
チューニングとは
チューニングとはそもそも「調律」という意味合いで、 本来、機械が持っている性能を引き出す、 一番調子のいいところに もっていくって言う意味だと思うんです。
今、言うチューニングとは、モデファイすることつまり改造するこという意味も含めて チューニングって言葉を使いますが、やっぱり大事なことは、本来持っている 「調律」って言う意味合いだと思うんです。
たとえば、車高調整サスペンションキット。
量販店で取り付けて、なんだか調子が悪いからとか・・・すぐに言う人が多いのに驚きます。
調整するための調整機構をせっかく購入しているのにまったく調整しないうちに、評価を下してしまいます。
もちろん当社でもオリジナルのサスペンションキットを持っているので、それを勧めれば簡単なことなんですが、 やっぱり今ついているモノを使ってどこまで調整でいけるのか、まず調整をさせていただくことを勧めるんです。
そして調整していくうちに満足してしまって、あるいは調整していくうちにこんな方法もあるんだなあと感心することもあったり、自社製品より良いものを発見して、自社製品を廃盤にすることだってあります。 心から自信が持てないものはやっぱり売れませんから。
そして思うことは、モデファイの前にまず基本整備ありきです。
たとえばハヴベアリングが故障している状態でサスペンションキット取り付け?なんておかしいですよね。
エンジンがノーマルでノーマルコンピュータで調子が悪いからフルコンピュータに取替え?
そんな話を耳にすることは少なくないです。
改造に改造を重ねるあまり、どこがおかしいのかすら解らなくなったマシンをたくさん見てきました。
調子を崩したマシンをいくら改造しても絶対に良い方向に向かうことはないと思うんです。
法改正やメディアのおかげで随分と「チューニング」という言葉が普及しましたが、だからといって基本の前に応用が立つってことはないとRFYは考えます。 だから整備が出来ないチューナってのは本当はいないって思うわけです。
常に勉強です・・・。
チューニングとカスタムについて
必要かつ最低限のモデファイとカスタムについて RFYはお客様に応じてそのチューニング内容をお勧めするように勤めています。
というのは、大体トーンダウンになってしまうことが多くて・・・
車というのはスペックだけではなくて、ちゃんと永くお客様に楽しんでいただける事が大事だと思うんです。
最近の技術の進歩はすさまじくて1000馬力のGT-Rでも簡単に手にいれることが出来ます。
じゃあ、それがどれくらいの寿命なのか?
本当にそれが扱えるのか、考えればすぐにわかると思います。
改造したが故に永く乗れなくなるのは悲しいことです。
たとえば、サーキット派のお客様なら、 RFYが提唱するチューニングは、まず30分間の全開走行に耐えれること。
サーキットなどでの走行は、ほとんどが30分という枠になっていることが多く、 ノーマルの車両では、どんな車種であれ市販車なら不具合が発生するケースが多いです。
水温の上昇、タイヤやショックアブソーバーのタレ具合、ブレーキの熱問題、クラッチ・・・・
エンジンを改造して車を速くするのは簡単ですが、常にトラブルと紙一重では安心して ドライビングを楽しめないからです。
まず故障の心配なく走れること・・・案外、大事なことだと思うんです。
それにずっと工場に入庫していたら面白くないですしね。
お客様によってドライビングの腕も、求めるものも千差万別。
だからガレージ作業に関して言えば、本当はチューニングもメニュー化するのは難しいんです。
アライメント作業を例にとって話をすれば、 車検に通すためだけのトーインだけ調整をする場合もあれば、車高、キャンバーキャスター ハードにサーキットを走るお客様ならコーナーウエイトゲージを使用してほんの0.5mmだけ左フロントにプリロードをかけて初期のタッチを左右あわしこみ、重心が車のスラスト方向に正確に動くように・・・微調整。
なんてすべてをひっくるめてアライメント調整なんですよね。
だから、チューニングメニューってあくまでも工賃の基準的なもので本当は、お客様とじっくり打ち合わせをして行っていくことが基本であると考えていただけないでしょうか?
エアロパーツや、実はあんまり効果のないけどかっこよくなるパーツ・・・
そしてデチューンになってしまうけど面白いこと・・・
性能アップだけがチューニングではないということもRFYは知っています。
せっかくインジェクションの車なのにキャブレターに変更したい。
めんどくさいし、朝と昼ではもうセットが狂ってる・・・
でも古きよき時代のあの感覚! もう一度、今の車でやってみたい・・・
それもチューニングなんだなあと思うんです。
重くなるし、ドアのチリも合わなくなるかもしれない・・・
でもガルウイングにしてみたい・・・ まさに千差万別。
人と同じだからこの車、なのに人と同じじゃイヤ。
人間って不思議ですよね。
車によって自己表現することってある意味チューニングであるなんてこともRFYは理解しているつもりです。
だからチューニングにはカスタムって要素が多分に含まれているんです。
そういったお客様のお手伝いをさせていただく中で、RFYはRFYの自己表現が出来ればなあと考えているのです。
ショップ選びも自由です。
コンビニみたいにチューニングショップが画一化されたら チューニングなんて、面白くなくなってしまいますから。
頭が固すぎちゃうと、新しいものの創造って出来なくなってしまいます。
「今日言っていることは、明日違うかも知れない。」
これがRFYのモットーです。
チューニングメニューについてはお気軽にご相談ください。